★*Red(2nd。2曲目から、盟友ROCOちゃん登場。)

1:【おとのないせかい】(ヒロG&Vo、大将Perc
2:【TICKET TO RIDE(ビ−トルズ)】(ヒロG&Vo、ロコCho、大将Perc
3:【superstar(カ−ペンタ−ズ)】(ロコVo、ヒロCho&G、大将G)
4:【Daisy】((ロコVo、ヒロG&Vo、大将Perc))
5:【Landmark】(ロコVo、ヒロCho&G、大将G)
6:【星になれたら】(ロコVo、ヒロG&Vo、大将Perc
7:【LaLaLaLoveSong(久保田利伸)】ロコVo、ヒロG&Vo、大将Perc

Encore1:【Blue-Train】ロコCho、ヒロG&Vo、大将Perc

Encore2:【P.S.I LOVE YOU】(僕の新曲。ヒロVo&G、ロコCho、大将Perc

★ライナーノ−ツ★

あのライヴから、もう一週間以上が経ちました。
相変わらず、多忙を極めておりますが。。

次の日は、寝ずに仕事へ。来る日も来る日も、睡眠時間ショ−トしながら、仕事仕事仕事。

きちんと書きたい。
きちんと書けない。

が続いてましたが、今日こそは2ndを振り返りたいと思います。

1:【おとのないせかい】
大将さんと二人で奏でました。Love&PeaceのPeaceの部分を描いた曲。
僕の考える平和とは、「心の平穏」みたいなものかも知れません。
ゆっくりとしたテンポで流れる、小川のような。
僕はこうみえても、基本的に闘う事が大好きで今までずっとそれを続けてきてました。でも心のどこかで安らぎを求めてた。
光の降り注ぐ午後のオ−プン・カフェ。
小さな路地。走る子供たち。眠る子犬。
そういった風景には、なんらかの音があるはずなのに、音が聞こえなくなる瞬間がある。
それが「心の平穏」なんです。
そこが、「おとのないせかい」。
タイトルを「音の無い世界」としないで全てひらがなにしたのには、意味があるんです。
字体が著す「やわらかさ」にこだわったんですね。
そこには、恐怖や不安などないから、怖がらなくていいよ、っていうメッセージで。
大将さんのRainStickという楽器が、光の粒みたいで、綺麗に鳴ってました。

さあ、ここで僕の誇りの友達が登場する。

2:【TICKET TO RIDE(ビ−トルズ)】(ヒロG&Vo、ロコCho、大将Perc
THE BEATLES
世界で最も成功したBand。誰も手が届かない場所に到達したBand。
僕を音楽に狂わせたBand。
一曲を選ぶのは余りに難しい。全体のバランスとみんなのいい部分を見せる意味で、リズムとギターのリフとハモリが強調出来るこの曲を選びました。

3:【superstar(カ−ペンタ−ズ)】
しゃがれた声で美しい旋律を唄う、レオン・ラッセルが書いた名曲。
完璧な曲というのはこういう曲だ。無駄が一切ない構成、美しいメロディ、心に染みる歌詞。
哀愁溢れる曲を、たった感情を乗せて、見事に歌い上げてくれたロコちゃん。バックで演奏する方も心が熱くなりました。
大将さんのギターも、哭いていた。
この曲、いつかやりたかったから、実現出来て凄く嬉しかった!お二人に感謝。

4:【Daisy】((ロコVo、ヒロG&Vo、大将Perc))
Bossa novaバ−ジョンに大胆にアレンジ。スロウな方が、切なさ儚さがより唄いあげられる気がしました。ちょうど、ジョアン・ジルベルトアストラッド・ジルベルトの「イパネマの娘」のような雰囲気かな。カフェミュージックみたいなサウンドでお届けしました。

5:【Landmark】
これは間違いなく、今回の一つのHighlightでした。
僕の想いが詰まった曲。迷う僕の、道しるべになってくれた曲。多分、名曲だ。でも、元々そうだったわけじゃない。名曲だと気付いたのは、ロコちゃんと大将さんのおかげだと思いました。
どこまでも伸びるようなロコちゃんのハイト−ン・ボイス。スロウでメロウなこのアレンジに、ど真ん中のストライクをぶち込んだ大将さんの名ソロギター。
この時の演奏は、忘れられない宝物になりそうです。

6:【星になれたら】
畳み掛けるように、Popなナンバー。
実は、U2を意識して作った曲です。丘の上。少年。願い。夜の刺すような冷たい空気。祈り。満天の星。ロザリオ。
そんな風景を描きました。絵を描くみたいに、メロディと歌詞をペイントして仕上げた曲。
今思えば、この曲、きちんとCDにすればよかったな。それぐらい、気にいりでした★

7:【LaLaLaLoveSong(久保田利伸)】
自分自身、この曲のカバーをしたのが初めてで、初めはどうやってアレンジすればいいかもわからず、また技術的にも難しくて、投げ出そうとしてしまった。
そして。CoyoteでやっているRockやPopsの曲とも毛色がかなり違うRhythm&BluesよりのPopsだから、最終リハーサルを前に、やっぱりやめない?と皆に持ち掛けた。
そこで初めて、ロコちゃんと意見が衝突した。
僕はその時、とっても嬉しかったんです。真剣にプロジェクトに取り組んでいるからこそ出る、貴重な意見をロコちゃんは出してくれました。
僕はまた、学んだ。
結果、最後を締め括るに相応しい曲だと思うようになったんです。
Bandはこれだから、最高なんだ。

Encore1:【Blue-Train】
特にやる予定はなかったナンバー。僕がその場で判断して、三人で練習もしていたし、大トリの前にやることにしたのです。
実際、この曲は夜汽車に乗って旅立つ主人公がまさに今の自分自身に思えたので、心の入った演奏が出来ました。
銀河鉄道の夜や、銀河鉄道999のImageを、モ−タウンの黒っぽいサウンドとMixした感じの曲。
結果、BlueステージのEncoreみたいな位置付けの仕上がりになりました。

Encore2:【P.S.I LOVE YOU】
いよいよフィナーレ。
。。。
この曲、歌詞はなんてことない、薄っぺらいものかも知れません。
読んで字の如し、な内容なので。
だけど、メロディになんとも言えない味がある。ペットショップボ−イズを意識して書いたメロディと雰囲気は、結果、今回のLIVEの本当の締めにピッタリ過ぎるほどで、かつあの場にいた人へのメッセージとなりました。
最後ピ−エス、..アイ、、と終わるくだりが言えず仕舞いな感じで切なくて好きでした。
このアイは
愛(してる)
I(僕は、、)のダブルミ−ニングなのでした。
Redを総括したようなナンバーかも。




アンコール、嬉しかったです。みんな、本当にありがとう!
結果、BlueとRedを合わせて約2時間、LIVEしてました。Encore含めて、16曲。
こんな長くやったのは初めて。でも意外に短く感じたのは不思議だった。


この時期、精神的に不安定な僕が、なんとかやってのけられたのは、今回技術的にも精神的にもサポートしてくれた大将さんとロコちゃん、それにわざわざあの場に足を運んでくれた友達みんな、そして来れなくてもエ−ルを送ってくれた友達みんな、下北沢ア−ティストの太郎さん石川さん小西さんのおかげです。

これを読んでくれたあなたへ。読んでなくてもあなたにも。
最後にもう一度。

本当にありがとう。
心から感謝しています。


Coyote Hiro