レコーディング奮闘記その7

今日のMVP

今日はレコーディングでした。
本日の主役は、ドラムのコタロー。
大事な大事な2曲のドラム録りをしました。
どちらも僕の書いた勝負曲です。
メディアでオンエアすることを見越して、特に丁寧に録ることを選び、しっかり時間をかけ、きちんと順序だててやることにしました。(今まではバンド感を重要視していたので、一発録音が多かった。どちらも一長一短ですね…。)
今日は初めて、いつもと違った方法でドラムから先に録音したのですが、今回の2曲ではこの方法が功を奏したようで、本当にいいテイクが録れました。
コタローのプレイも、アイデアも、素晴らしかったです。
僕の生涯、初めて音を安心して任せられるメンバーかも知れません。
何より彼の叩く音は「明るい」のです。
言いかえれば、「華がある」。
どんな芸術にも、性格というものは出ますね。
ドラムも例に漏れず。
人間性が出るからこそ、人間がやる価値が生まれる。
打ち込みとも、違った価値が。
リンゴスターも、ジョン・ボーナムも、スチュワート・コープランドもしっかりキャラクターが出てる。
コタローもしっかりコタローの音を叩いてる。
こう思えるからこそ、僕は音楽が好きで仕方ないんです。
とにかく、今日は今までで最高のドラムが収まりました!
コタローが1フレーム目でストライク取ったからには、ニフレーム目のマサカズ君も、3フレーム目の僕も当然ストライク獲らにゃぁいけません。笑
バンドとしてはターキーださにゃぁいけません!
ところで…今回のCDを作るにあたり、レコーディングした曲の中にも実はボツにしてるテイクも結構あって、時間は余計にかかっているんですが、今改めて、これでいいんだと思えています。
今回のCDは、時間の許す限り、丁寧に、魂を込めて、音を紡いで、みなさんに伝えたいです。
それぐらい、僕の中では大事な曲を放出する予定です。
「失敗の中にも、たしかな感触。」
レコーディングの中で、次第にこんな風に思えてきている今日この頃、でした。
*写真はインテリな(笑)コタロー★