音楽と向き合う

音楽と向き合う。


自分にとって曲を作ることとは何で、人前でギターを弾き歌うこととは何であるのか。
今日は、とても心地よい風が吹く美しい一日だったけれど、天気に似合わず感傷的にそんなことを考えていました。
曲を作ることも、歌うこともギターを弾くことも、もちろん最初からは出来なかった。
がむしゃらにやっただけ。
ビートルズに感動し、ツェッペリンに衝撃を受け、フーファイターズに突き動かされ、情熱で続けてきたから、今の僕がいる。
そして、一枚のCDだけが結果として残っている。
それだけ。


感嘆符だけで続けてきた音楽に、今は疑問符を突き付けてしまう。

「自分はこのまま音楽をやってていいのか?」
「自分には才能があるのか?」
「自分の音楽は誰かにとって意味があるのか?」
「自分の音楽は自分にとって意味があるのか?」
「自分には本当に才能があるのか?」


…わからない。

でも…だからこそ。
これだけは言える。




僕は…それを知るために、今曲を作りギターを弾き、歌っているんだ。
結果がわからないから不安になるけど、結果がわからないからこそ魅了され続けているもの。
それが今の僕にとっての音楽。
揺れていて形のないもの。
だけど、かけがえがないもの。

陽の目を見られていない曲の気持ちを思うと、とてもやめたいなんて思えないし、やめるわけにはいかない。
応援してくれる人がいる限りは、やめちゃいけない気もする。




…また違った角度で、もう一度音楽と向き合う自分に気づく。