手で折り込んで、足で配る。
新聞配達を始めて、半年が過ぎた。
デジタル全盛というか猛威とすら感じるこの現代で、僕はなんてアナログな仕事をしているのかと。。。ふと思う。
手でチラシを折り込んで、それが入った新聞を足で配る。
雨の日も
風の日も
雪の中も
台風の中も
もちろん、晴れの日も曇りの日も
経験しました。
「自然を感じる」
(例えば僕が一匹のコヨーテだとしたら、コヨーテの目に映る世界ってまさにこんなだろうな。。。そんなことを思ったりもしました。)
雨の日は地獄みたいに感じる時があって
晴れの日は天国みたいに感じる時がある
肉体を使い
精神を集中して
ポストという名のゴールに紙の塊をぶち込んでいく
でも拍手してくれる観客なんていなくて
いるのは自分ひとり
孤独
毎日毎日
ほとんど同じことの繰り返しだから
簡単に感じる方もいるかも知れない
でも360配ってる部数のうち、ひとつでもミスをすれば罰金。。。
「朝2時半出社」で眠くても、「眠い」なんて言ってられない。
どんな体調や心境でも、意識を配達にフォーカスしないといけないんです。
この仕事は、イメージしていたよりもさらに過酷だ。
つい先日
僕の上司が過労死で亡くなりました。
54歳の若さで。。。
(いまだに実感がわかないけど)
骨折してしまった僕に、明るいトーンで、
「生きてるか〜???」
って。
電話で言ってくれたこの言葉が、僕にとっての彼のラストワーズになりました。
馬車馬ように働いて死んでしまうなんて可哀相すぎる。
僕は、そんなのごめんだ
いつまでもこんなハードな仕事は続けられない
(この仕事のおかげで、メンタルもフィジカルもとても鍛えられているのも事実ですが)
来年くらいに突破口を見つけたいものです。。