I’LL BE THERE

「I’LL BE THERE」原稿

1曲、出来た。
難産でした。
苦痛を伴って、生まれてきたこの曲のタイトルは
「I'LL BE THERE」
厳かなタイトルをつけただけに、いい曲にしたいと思い30回以上(ほんとに…)歌詞にメスを入れました。
ベタなタイトルですが、自分なりに描けた気がして、ちょっと満足。高い山を登り終えた後のような清清しささえ、覚えています。
実際、音楽っていう険しい山に挑戦しようっていう気持ちを表した曲でもあるから、苦労した分、リアルな歌詞になったと思います。
ところで
作曲は、曲のイメージが逃げてしまわないうちに、パッキングしてしまうことがとても大事だと思う。
日常生活の雑多に紛れて時間が過ぎていき、イメージをどんどん喚起しにくくなる。スピード勝負みたいなところもありますね。
なのですが、自分の耳が厳しくなってきた分、なかなか着手しようというメロディは少なくなるし、目が肥えてきた分、歌詞もどんどん繊細に描けていけてないと納得できなくなってきているんです。
闘いです。
頑固な自分との笑。
僕はプロでもなんでもないからノルマなんてものはなく作曲は完全に自由なんだけど、自分自身が愛せる作品を生み出さなくては、決してひとから愛される作品にはならないと思うんです。(願わくば自分から生まれる全ての曲を僕は愛したい。)
これは、僕の拘り。
僕が誇りにしたいところ。
僕が譲れない思いを込めるところ。
僕の才能を爆発させるところ。
僕の宇宙へ誘うところ。
僕がたどり着きたいところ。
ノートとペンで、日々闘ってるんだ。